今日のおおしお市民農園




2012年08月25日(土): 処暑を過ぎたとは言え、暑さが続きます。
そんな中、ようやくスイカの収穫時期です。これから9月の上旬までが消費の勝負所です。



スイカ (1)



スイカ (2)



さて、暑さに負けて引き篭もり中です。それを良いことに、アイヌ語地名に嵌っています。
(北海道の地名の殆んどはアイヌ語地名で、それに漢字を当てたのが現状です。)

「江差追分」の一節、”忍路高島 及びもないが せめて歌棄磯谷まで”
一般的には、「忍路」「高島」(小樽市)の漁場へ出掛ける男を思い、
せめて「歌棄」「磯谷」(寿都町)迄は行きたい と歌ったものとされています。
(寿都と小樽の間には、女人禁制(此れより北、通行不可)の、積丹・神威岬が在ります。)




積丹・神威岬 (2008/04/15 撮影)


しかし、現実は利権絡みの話題のようです。この当時、北海道(蝦夷地)には漁場を中心とした
商圏(場所)が80程度あり、場所請負人と呼ばれる松前の商人達が取り仕切っていました。

その中でも、「忍路、高島、歌棄、磯谷」等の千石場所を請け負っていたのは「住吉屋・西川家」でした。
その繁栄振りを妬み、松前藩に取り入ろうとして画策したのが、「桝屋」等の商人達でした。
その、事の顛末を風刺したのが、上記・江差追分の本質の様です。

(後日譚、「桝屋・後の佐藤家」は、場所請負制が廃止される明治2年(1869)迄、
「歌棄」「磯谷」の両場所の請負人であったそうです。[せめて歌棄磯谷までを実現...ん?])




(夏の鮮やかさには劣りますが)積丹ブルーの・神威岩 (2008/04/15 撮影)



<前振りが長くなりましたが、以下・本題のアイヌ語地名の話です>

「歌棄:うたすつ」(アイヌ語で[オタ・スッ : ota-sut]) 、歌を忘れたカナリアではありません。
 [オタ](和人には[ウタ]と聞こえた)は砂浜の意、[スッ]は端・根本。  「砂浜の端」程度の意味です。
(北海道において「歌」の付く地名(歌志内、歌登、歌別、原歌)等の殆んどは、[ota : 砂浜]の意を指しています。)

「小樽」(オタ・ル: ota-ru)の [オタ] も砂浜を指します、[ル] は道?今では判らないそうです。

「積丹:しゃこたん」(シャク・コタン: shak(sak)-kotan) 「夏の・村」の意です。
 [内地で言えば、夏の出作り小屋(集落)でせうか。アイヌ語のコタンは、一戸でもコタンだそうです。]


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